2015年12月2日水曜日

自分で自分の首を絞める中国

中国経済は非公式銀行の破綻、不動産バブル崩壊
などでいつ崩壊しても不思議ではないと噂されて
いますが、共産党一党支配の社会主義国家なので
経済崩壊はありえません。
なぜなら、景気が下がりそうになれば、お金を製造し
インフラなどの公共事業工事をするなどして仕事を
増やし、景気よくできるからです。
南沙諸島の埋立も軍事力拡大だけでなく、経済効果
も計算しているのかもしれません。

そんな中国の人民元が来年10月から基準通貨に
組み入れられることが、国際通貨基金(IMF)理事会
で決定しました。
これは、中国の地位向上や中国産業の世界進出
の序章とかいわれていますが、実際のところは
崩壊の序章となるかもしれません。

お金を製造して雇用を安定させても、お金の価値が
下がらないのは、人民元が国際通貨ではないので
その価値を中国がコントロールできるからです。
基準通貨となると、それができなくなります。
たとえば2011年1ドルが76円を切ったことも
ありましたが、現在120円から125円の間です。
元も現在1元20円ですが、1元10円になってくる
可能性は大です。
そうなると、中国は日本をはじめ欧米からたくさんの
製品を輸入して豊かになっていますが、いっきに
モノの値段が倍になります。
こうなると中国人民の不満が高まり、現在香港で
おきているようなデモや運動が中国本土各地で
おきます。
恐らく中国は反日政策などで人民の不満を
外に向けさせようとしますが、今まで豊かになって
きたのがまた貧しさに逆戻りする状況では
不満は確実に行動へと移行します。

ここからあとのシナリオはわたしにもわかりません。
しかし今回の件、「自分で自分の首を絞める中国」
であることは確実です。