2015年12月25日金曜日

国家の士気を高める最も容易な手段

「国家の士気を高める最も容易な手段」
それは、目標を定めて、皆でその目標に向かうのではなく
敵を設定して、国を挙げて憎むことです。
もちろん敵は悪でなければいけません。
そして自国を正義とした時、国民はひとつにまとまります。

ユダヤ人と共産主義を敵と設定して、第2次世界大戦を
開戦させたナチス・ドイツが顕著な例です。
人間の中にある「闘争本能」を巧みに利用して、
バラバラに散らばった無限のピースを容易くひとつに
まとめあげることができるのです。

このしくみを利用して、ともに敵を「日本」と設定したのが
中国と韓国です。

中国は南京で日本兵が中国国民30万人を大虐殺した
として、日本を「悪」それを問いただす中国は「正義」
と設定しました。近年、近代化がすすみ、めまぐるしい
経済成長をとげたものの、停滞して、国民の欲求に
こたえきれなくなっている経済や情報統制の厳しさに
反発する若者や、環境問題で制約された生活を
している北京市民などの不満を日本に向けさせて
ガス抜きをおこなっているのです。

韓国も行き詰った経済や財閥政治に対する不満を
従軍慰安婦問題で日本は「悪」、韓国は「正義」とし
国民感情を日本に向けようとしています。

第2次大戦でドイツがユダヤ人を迫害、虐殺したことは
映像にも残っていますし、戦後、連合国によって
ドイツ国民を強制的にその現場に連れて行き見せて
います。
しかし、中国の言う「日本兵の南京での中国国民大虐殺」
や韓国の言う「従軍慰安婦」は裏付ける資料もなければ
証拠もありません。前者は日本が南京を陥落させたこと
への言いがかりで、後者は戦後ある日本人学者がついた
嘘に便乗しているにすぎません。
南京での件は陥落させるときに、兵士以外の市民に
犠牲のでたことはまちがいないと思いますが、虐殺は
ありえないと言っているのです。

この中国や韓国からの言いがかりを解決するため
岸田外務大臣がまずは韓国へ向かうようです。
「従軍慰安婦」は認めないものの、文句を言っている
自称「従軍慰安婦」に損害賠償的なことをするなどして
この件の落としどころを探るつもりなのでしょう。

しかし、こんなことでまた税金が無駄に使われると思うと
腹ただしいのは私だけでしょうか?