新構想として「大阪次世代交通構想」
という提言をしました。
乗用車流入を制限し、公共の新交通
都市をつくり、そのインフラ技術を
アジアの新興国に輸出するという
ものです。
誰も突っ込みませんでしたが、
実はこれを実現化したものが38年前
大阪市に既に誕生しています。
歌手の大塚愛さんの出身地でもある
「南港ポートタウン」です。
「南港ポートタウン」は約1平方キロの
敷地の中に多数の高層住宅があり
4つの小学校と2つの中学校を保有
する大阪市内のニュータウンです。
基本的に車両は進入できません。
高度成長期の終りに問題となった
公害問題、交通戦争を解決するために
誕生したのです。
ポートタウンのアクセスとして1981年
開通した新交通システムは開通時は
車掌が乗車していたものの無人運転
で、全駅にホームドアが設置されて
おり、そのシステムは35年になろうと
する今でも「新交通」と言えます。
これほどの大規模プロジェクトで
ありながら、提言する堀江氏自身も、
おそらく橋下市長も理解していません。
堀江氏の主張どおり、このインフラ
技術がアジアに提案できるのであれば
大阪市は「南港ポートタウン」を再度
見つめなおすことも一手かもしれません。