2015年6月9日火曜日

堀江貴文氏「大阪次世代交通構想」は既出

某番組で堀江貴文氏が大阪復活の
新構想として「大阪次世代交通構想」
という提言をしました。

乗用車流入を制限し、公共の新交通
都市をつくり、そのインフラ技術を
アジアの新興国に輸出するという
ものです。

誰も突っ込みませんでしたが、
実はこれを実現化したものが38年前
大阪市に既に誕生しています。
歌手の大塚愛さんの出身地でもある
「南港ポートタウン」です。

「南港ポートタウン」は約1平方キロの
敷地の中に多数の高層住宅があり
4つの小学校と2つの中学校を保有
する大阪市内のニュータウンです。
基本的に車両は進入できません。
高度成長期の終りに問題となった
公害問題、交通戦争を解決するために
誕生したのです。

ポートタウンのアクセスとして1981年
開通した新交通システムは開通時は
車掌が乗車していたものの無人運転
で、全駅にホームドアが設置されて
おり、そのシステムは35年になろうと
する今でも「新交通」と言えます。

これほどの大規模プロジェクトで
ありながら、提言する堀江氏自身も、
おそらく橋下市長も理解していません。
堀江氏の主張どおり、このインフラ
技術がアジアに提案できるのであれば
大阪市は「南港ポートタウン」を再度
見つめなおすことも一手かもしれません。

南港ポートタウン