このたび世界遺産に推奨されている
長崎県の軍艦島(端島)の中で
大正5年に建てられた、7階建て(地下1階)の
30号棟と呼ばれる建築物の写真です。
日本最古の鉄筋コンクリート製(RC)建築
と言われています。
倒壊寸前の状態にあり、世界遺産登録に向け
どのように補修するかが課題となっています。
高度成長期は大阪でも、世界初の自動改札機
や動く歩道など斬新なものの先駆けが存在
しました。
現在、最新の建築物というとほぼ首都圏に
集中しているといえます。間違えても地方の
小さな島がこうなることはなかったのです。
つまり、過去は日本各地で自由に発展を
してきたのですが、高度成長期が成熟し
高速鉄道、高速道路が全国に網羅されると
首都圏を中心とした日本に構築されたの
です。
地方創生相は地方がアイデアを出し
実践するよう奨励し、住民確保のため
子供の養育費を一部負担したり、住居を
与えたりする自治体もありますが、
国がアイデアを出し、地方から首都圏に
人がこないような工夫をする必要が
あります。
もはやひとつの地方や、特例区域的な
方法では地方創生はできないことを
認識してほしいものです。