2015年6月26日金曜日

苦悩する深夜アニメ

深夜アニメの本数が微増をつづけ
サイクルが3ヶ月単位になったことで
かなりの作品がアニメ化されています。

しかしその反面、全体のクォリティーが
下がっているのも事実です。

京都アニメーションの作品別セルディスク初動売上












私の好きな京都アニメーションも
昨年冬の「甘城ブリリアントパーク」、
今年夏の「響け!ユーフォニアム」と
直近の2本は苦戦しています。
これは京都アニメーションに限りません。














ラブライブ!が初動セールス記録を
更新した際の歴代初動ランキング
ですが、2位以下は2011年以前
ものです。

もちろん今のアニメ産業はテレビで
放映した時点で利益が潤うように
システムが構築されています。
ですから、腰を据えて1年間放映
するより3ヶ月作品を4本放映した
ほうが儲かるのです。

しかし、目先のお金に目がくらみ
クォリティーが下がることを懸念
します。
エレクトロニクス商品がアメリカや
中国、韓国より劣ってきた今、
アニメは日本が世界に誇れる
数少ない商品であることを、まず
制作側が自覚しなければ、やがて
アニメもエレクトロニクス商品の
二の舞となることでしょう。