昨日時点で韓国においてMERSコロナウイルス
による死者が32名にのぼっています。
感染者の大半が院内感染のため、日本では
特に渡航規制はありませんが、影響がではじめ
ています。
大韓航空はソウルから岡山空港、秋田空港、
石川県の小松空港への定期路線休止を発表
しました。
そうなんです。
東京や大阪の都市部にいる人はご存知ないかも
しれませんが、韓国や中国から日本各地を結ぶ
航空定期路線が多数存在しているのです。
これは日本国内の航空会社が割高であるのと
成田、関西などの国際空港の着陸料が高いため
安い韓国の航空会社が直接日本に乗り入れて
いるのです。
これにより日本の地方都市は最寄りの空港から
韓国を経由して各国へ渡航することができ、
韓国も世界のハブ空港としての地位を築いて
いきました。
逆にいうと従来、地方から日本国内の国際空港
を経由していないため、本来得るはずであった
利益をコストの高さから韓国に奪われている形に
なります。
国際空港の長距離便も、乗換地が韓国となり
利用者が増加しません。特に中部、関西は
外国人旅行者が激増する今でも、欧米路線は
苦戦しています。
日本が欧米からの外国人旅行者を増やすため
には、国内の国際空港が発展することが必須で
そのためには、地方から国内で経由して欧米に
出国しやすいシステムを構築する必要があります。