ここで何度か取り上げた
大阪都構想住民投票が昨日ありました。
結果は皆さまご存知のとおり
賛成 694844
反対 705585
という僅差で反対が賛成を上回りました。
反対が上回った主な要因は
○高齢者パス廃止などこれまでの橋下政治が
高齢者に厳しかった。
○大阪市長就任後橋下市長が選挙で信任を
得たから何をしてもよい的発言への不審感。
○大阪市民が収める税金が市民のために
使われない可能性がある不安 。
だと思います。
そして、今回反対票の多くは高齢者によって
投じられました。
私が投票に行った時も、高齢者の男性の
何人かはかなり興奮していて、絶対反対だ
というような権幕で投票に臨んでいました。
これまで選挙といえのは黙々とする印象
だったので、忘れられない光景になると
思います。
これに対しそれ以外の世代は
ネットの中でこそ、大きく騒ぎ立てるものの
いざ選挙となると投票に行かなかった
人が多くいたようです。
今後の問題として
大阪では、 反対として一枚岩にはなりましたが
思惑の違う自民、公明、共産は改革を推進
できないという実情です。都構想は一旦白紙と
なったものの、大胆な改革は必要です。
橋下市長の政界引退の意思は固く
これからの市政に問題が残ります。
日本においては、安倍内閣は大阪都構想が
仕上がり、府を都とする代わりに
橋下市長を中央政界に引っ張り込み
維新と連立を組み憲法改正を目論んでいましたが
維新の存続自体が不透明になり
現内閣での憲法改正への道が遠のいたことです。
今回の投票結果は大阪だけでなく
日本全体の政治にも大きな分岐点と
なるはずです。
まずは一定の投票率で決着がついたことに
大阪市民として責任を果たしたのではないか
と思いほっとしております。