投票で敗れた大阪都構想の原点
大阪府と大阪市の2重行政について
のひとつの具体例にもなるのが
わが港区にある大阪市立体育館です。
元々は谷町4丁目付近にあったの
ですが朝潮橋付近に1996年新たに
移転してきました。同年には門真市に
府立のなみはやドームが新規オープン
翌年には西区に大阪ドームが開場します。
もし当時、橋下氏がいれば、当時の
府立体育館を市立体育館として
なみはやドームを府立体育館にしたと
思いますが、私はなみはやドームこそ
無駄であったと思います。
大阪は昭和晩年より人口流出が
顕著になり、現在は神奈川県にも
及びません。このような状況で
政治をコンパクトにしなければ
ならないというのが都構想の
コンセプトでもありますが、まず
大阪府自体もコンパクトにまとめる
必用があるのです。
つまり集客施設やビジネス区域は
できる限り大阪市の中心部に
集中させるのです。どうしても
土地が必用なスポーツ施設も
中心部にできるだけ近い利便性の
よい場所に配置する必要があります。
なみはやドーム、りんくうゲイトタワー
ビル、コスモタワー、オスカードリーム
などは場所的に無理があります。
海遊館のように施設で集客できるのは
奇跡に等しいのです。
自ずから無駄は見えてきます。
さて、前置きが長くなり続きは次回です。
東京オリンピック開催に伴い新しく造る
国立競技場の工事が遅れています。
屋根は東京オリンピック後の取り付け
となりますが、その屋根が景観配慮に
欠けると言われています。
そこで次回は復活したデジカメで
大阪市立中央体育館を撮影に
行ってきましたので、その外観を
ご覧ください。