プロ野球交流戦が始まり
一昨日から西武対阪神の3連戦
が行われています。
低迷する阪神タイガースは
ベテランと外国人頼みが裏目に
でているため、マスコミやファン
は和田監督への若手選手起用
を求める声が高まっています。
しかしこれは監督だけの問題
ではなくスカウト、コーチなど
たくさんの人にいかに見る目が
あるかという能力が問われて
います。
もちろん使わない和田監督に
問題はありますが、成長を
見込めない選手を使い続ける
ことは、本当に使うべき若手
選手を使う機会を失うことに
なります。
使うべき選手とはどういう
選手でしょうか?
私は「持っている選手」だと
思います。
素人の私でも「持っている」と
はっきり言える選手に
元西武の石井(毅)投手と
元阪神の嶋田(宗彦)捕手
バッテリーがいます。
石井、嶋田のバッテリーは
簑島高校時代、甲子園で春夏
連覇を成し遂げます。
圧巻は星陵高校との延長戦
2度のリードを許しながら
2度ともその裏の2死から
ホームランが飛び出す
「2度の奇跡」を起こして
再試合直前の18回裏
サヨナラ勝ちする試合です。
後に阪神に入団した嶋田は
1度目の奇跡の本塁打を
打ちました。
その後二人は社会人野球でも
日本一を勝ち取り石井は西武
に入団、体調不良で成績は
パッとしないものの日本一を
経験します。
嶋田はロス五輪で優勝後
阪神に入団し球団唯一の
日本一を木戸と二人で
正捕手として貢献します。
そうです。
この二人は頂点を狙うチーム
に必要な何かを持っていた
のです。
たとえばチャンスで打席が
まわった時に、打てそうな
打者とそうでない打者がいて
後者はたいてい残念な結果
を招きます。
いかに「持っている選手」を
スカウトが見出しコーチが育て、
その上で監督が使い続け
なければ意味がないのです。