日本の貿易収支が2か月ぶりに
赤字に転じたと昨日報道がありました。
昨年比で赤字額は大きくはありません
が、黒田総裁が無茶な円安に誘導し、
輸出黒字にならないといけない状況で
これでは厳しいと言わざるを得ません。
むしろ円安で個人消費に厳しさが
増していることを証明する形となりました。
株価が2万円を超えているという
ニュースで景気のよいところはよいという
錯覚に囚われますが、バブル期と比べ
今回は外国人投資家の比率が高いため
企業は喜ぶべきことでも、日本景気に
影響を与えるところには至りません。
企業も株高で得た資本を設備投資に
まわせば景気がよくなるのですが
将来を不安視するところから、
給与にすら反映しきれていないのが
現状です。
かといって株価が下落すれば、
年金も投資比率が高くなっているので
経済悪化は避けられず、諸刃の剣
といえます。
むしろこの株高から今後新しく日本人が
投資することによって、株高が日本に
プラスになるかどうかが焦点となるでしょう。
いずれにしろ、景気のよい報道があっても
その感覚がないのは当然のことです。
それはヤマダ電機が店舗縮小したように
販売店の売り上げが未だ減少している
ことが証明しています。
今、景気がよいという人は税金から
収入を得ている人と一部の首都圏の人と
ごく一部の人だけです。
報道がどんなことを言ったところで
消費者までお金がまわらない現状では
日本経済がよくなる兆しはありません。