阪神タイガースファンではありますが
黒田投手の広島カープ復帰は
本当に感動しました。
私の住む大阪市出身で広島に入団し
徐々に力をつけて広島の大黒柱となります。
2008年からメジャーリーグで活躍し
名門「ニューヨークヤンキース」に在籍の3年間
毎年二桁勝利を挙げ、先発ローテーションの
一角を担いました。
40歳とはいえチームに求められ
メジャーで通用する力を持ちながら
日本球界、それも古巣に復帰する例は
近年日本人メジャーリーガー多しと言えども
黒田投手が初めてです。
個人業であるプロ野球選手は
もっと上の世界で勝負したいとか
もっと報酬をたくさんもらえるところへ行きたい
など、個人の欲望でメジャーへ挑戦します。
試合をチームとして戦うからこそ
宿る独特なものかもしれません。
ファンの惜しむ声を背に異世界へ挑戦する中
過去の自分は忘れて当然です。
自分はメジャーとは肌があわないなと思っても
なかなか元の球団には戻り辛いものです。
黒田投手の場合、本人の中に達成感か
或るいは自分のピークのようなものを
感じたのかもしれませんが
人気球団で安定した好成績を収めている
メジャーリーガーが元の日本球団に復帰しようと
いう考える人はまずいません。
もちろん背番号15を空席に残した球団や
広島を離れても声援を贈った熱いファンも
すごいですが、やはり個人「黒田」の
情熱を感じざるをえません。
オープン戦を見ても現エース「前田健太」の
存在感を消すほどの戦績をあげ
今シーズンで日米通算200勝も圏内と
いった好調ぶりです。
しかし黒田投手の目標は私にもわかります。
「31年ぶり4度目の日本一」です。