2015年3月8日日曜日

首都高速中央環状線

首都高速中央環状線が完成しました。
災害時の避難路としての期待もあるそうですが
阪神大災害の被害をみていると
高速道路はあてにしないほうがよいでしょう。

阪神高速道路神戸線の倒壊は
今も映像や画像をよくみます。
しかし湾岸線の被害は
あまり年月が経つと
あまり報道されておりません。

被害を受けた湾岸線は1991年から
供給されている比較的新しい高速道路で
地震で土地が崩壊しても橋脚は耐えうると
しておりました。

確かに橋脚は耐えましたが
液状化現象で橋脚がずれて
道路が落下する被害がありました。
大地の上に建設するものである限り
いかに優れた技術でも
被害を受ける可能性はあるのです。

地下であればなおさらです。
東京メトロなどでも地震の際の
シェルターと考えており
準備することはいいと思います。
しかし、地震の起こる状況によっては
地下ほど影響を直撃する場所は
ありません。

世界でも類をみない地下を走る
距離の長い首都高速中央環状線に
災害避難路としての役目を託すのは
荷が重すぎます。
徐々にでも地上道路を充実することが
重要です。