2017年6月30日金曜日

格安航空会社の車椅子利用

格安航空会社「バニラ・エア」が
奄美空港で搭乗の際、足の不自由な
車椅子客が付添に車椅子を持ち上げて
もらってタラップを登って搭乗しようと
した際に、係員からそれは規則に
違反するので、車椅子を降りて
搭乗してくださいと言われました。
客は自力でタラップをはって上がり
搭乗しました。
これが問題になっているという
ニュースをテレビで見ました。

この日のニュースのコメンテーターは
少し偏見のある方々のようなので
どのようなコメントがでたかは
省略するとして、考えないといけない
「問題」までの前提があります。
「バニラ・エア」が格安航空会社で
あるということです。

格安航空会社はサービスを減らし
施設を簡素にして、運賃を安くして
います。しかし飛行機の整備を怠る
など、安全レベルは下げられません。
したがって車椅子を持ち上げて
タラップを登ることが禁止というのは
間違いではありません。

間違っているのは、車椅子では搭乗
できないことを、予約時点で案内を
していないことです。
最近、飛行機にベビーカーを
持ち込めない旨のトラブルが増えている
そうですが、ネットやカウンターで
予約を受ける前に、必ずルールを
説明すべきです。
この車椅子の客は搭乗前の空港で
はじめてタラップの写真を見せられて
説明されたそうです。
車椅子だから乗れないとか差別だと
いう人もいるでしょうが、格安航空
であれば、それは間違いだと思います。
しかし、予約してお金まで払って
いざ搭乗でそれはないでしょう。

あと、はって上るその客を見た
係員の人間性も疑問です。
この客も客で係員のサポートを
拒否した経緯はありますが、
私なら車椅子がひっくりかえらないよう
後ろでサポートして、それで会社に
怒られるなら怒られると思います。