藤井聡太四段がプロデビュー以来の公式戦を
無敗でこなし、気づけば新記録となる29連勝
ということで、大変な騒ぎになっています。
将棋の事にそれほど詳しいわけではありませんが
現在の藤井四段はすでにタイトルホールダーの
実力があり、彼を倒せるのは名人、棋聖などの
タイトルホールダークラスしかいない状況と
思います。
相撲は幕内で連勝すれば前頭15枚目でも
12日目から横綱戦が組まれる場合がありますが
将棋の場合はタイトルトーナメントの決勝に
ならなければタイトルクラスの対戦相手とは
当たらないので、ここまでこれました。
彼がタイトルホールダーになると同クラスの
対戦相手と当たる率が増えるので連勝記録は
今だから達成できているのかもしれません。
ただ逆に言うとまだ中学3年生でありながら
このレベルであるというのは「凄い」の一言で
終っていいものでしょうか?
非公式戦で羽生善治王座を破ったインタビューで
「結果は望外で、とてもうれしい」と述べた様に
藤井四段の使う言葉はすでに名人や棋聖レベルです。
加えて、28連勝のタイ記録を決めた対戦相手は
過去27連勝で最も苦戦した相手であったにも
関わらず99手で投了させるなど、大戦前に相手を
かなり研究している様子もうかがえます。
もちろん人生ずっと順風満帆というわけはないので
この先どうなるかはわかりませんが、この強さは
単に一時の流行でないことは確かです。