2017年4月22日土曜日

北朝鮮問題における中国に対してのアメリカのねらい

トランプ大統領は21日、ツイッターで、「容易ではないが、中国が北朝鮮の問題を解決したいなら、するだろう」と書き込み、北朝鮮の核・ミサイル問題を解決するため、中国が影響力を行使することに期待を示し、対応を促しました。

トランプ大統領はこのところ中国を試すような
発言が目立ちます。これにはトランプ大統領流の
狙いがありそうです。

ペンス副大統領が訪問したオーストラリアも
「アメリカ、オーストラリア、日本とともに
中国も北朝鮮問題にリーダーシップを発揮すべき」
と声明を発表しました。

中国が今狙っているのは、かつてアメリカとソビエトが
世界を二分していたように、中国とアメリカが世界を
二分することです。
そのためには中国が世界の指導国たる存在感を
見せなければなりません。
「アジア開発投資銀行」を立ち上げたのも
それが狙いです。

中国は北朝鮮の事になると明確な発言を避け
曖昧な立場をとっています。
しかし「北朝鮮の態度を許さないことが世界の
指導国たる責任」という空気にもっていけば
中国も北朝鮮に何らかのアクションを起こさざるを
得ません。
これがアメリカの狙いなのではないでしょうか?