訪日欧米人を増やし、中国や韓国の事情で訪日旅行者の
人数や経済効果が左右されないようにすべきということで
その案を昨日述べました。
比較的安全な通貨とされている「円」が、今の日銀の
暴走がつづくと暴落する危険性がある中、中国、韓国以外の
訪日旅行者を増やす流れをつくるのは、重要なことなのです。
なぜ重要なのでしょうか?
円が暴落すると日本は国内がデフレにも関わらず、輸入品が
暴騰します。
総合食料自給率は、熱量で換算するカロリーベース39%
金額で換算する生産額ベースで66%です。
円が暴落すると缶コーヒー200円、ハンバーガー300円、
牛丼700円という世界も悪夢ではありません。
そうなるとマクドナルドのような外資系、吉野家のような
材料をアメリカからの輸入に頼る外食チェーンは吹っ飛びます。
輸出は儲けると考えるかもしれませんが、その原料は輸入
されているのです。
この環境になった場合、有利になるのが、訪日旅行者です。
単純に1ドル100円だったものが、1ドル300円になれば、
日本国内の物価が倍あがったとしても、お得感があります。
さぁ、その時になって、欧米人の間隔の中で、日本が
行きやすい国か、行きづらい国かというのは大きな違いです。
アジアからの旅行者にリピーターが多いように、そうなる前に
ビジネスでも格安ツアーでもよいので、一度日本に来ていただく
ことが重要です。
もし外資系企業が撤退しても新たなマーケットが好調になると
円が暴落したままで立ち直れます。
結果的に「経済成長」したことになるかもしれません。
尚、ひとつ付け加えると「関西空港」を取り上げたのは
首都一極集中が続いた場合です。もし一昨日呟いた世界が
実現されていた場合は、成田空港をハブ空港とすべきかも
しれません。