2017年1月21日土曜日

ラグビー日本選手権

ラグビー日本選手権準決勝を見ています。
社会人1位サントリーと大学日本一帝京大学は
前半終了時点で同点となって、ここで呟きます。

来年から日本選手権から大学チームを締め出す動きが
あるそうですが、この試合の前半を見た限り
「アホか」
と言ってしまいます。
昔は大学日本一対社会人日本一の対決が
日本選手権でした。
ところが、松尾率いる新日鉄釜石7連覇、平尾率いる
神戸製鋼7連覇を経て社会人と大学生に力の差が開き
1997年よりトーナメント方式に変わり、決勝は
社会人同士で争う構図となりました。

数年も連覇をしているとマンネリ化してレベルが下がると
思う人もいるかもしれませんが、スポーツは別です。
プロ野球では巨人の9連覇からレベルが上がり
特にパリーグは圧倒的な力をつけています。
バレーボールも男子富士フイルム、女子日立の黄金期が
代表チームとしても世界トップレベルでした。
どこかが連覇している時こそレベルが上がるのです。

ところが現在帝京大学が大学選手権8連覇して
大学生のレベルが向上しているのです。
この準決勝の結果がどうであれ、明らかに
互角に戦っており、大学生と社会人の力の差が
なくなってきているのは明らかです。
また、最近の風潮で社会人が大学生のチームに
負けるわけにはいかないと、対大学生の試合で
社会人チームのモチベーションがあがっているのは
確実で、この状況で日本選手権から大学をはずすと
言っている意味がまったくわかりません。

こんなアホなことを言っていて、日本ラグビーが
世界のトップレベルに手が届くはずがありません。
逆に来年から社会人1位と大学選手権覇者による
ワンマッチに日本選手権のスタイルを戻すべきです。