2017年1月8日日曜日

日銀・黒田総裁の誤ったデフレ脱却感

日銀・黒田総裁は「デフレ脱却へ大きく進む年になる」
と言います。
その理由のひとつがOPECの減産で原油高になるから
とのことです。

就任当時は行動が早く積極的でしたが、アベノミクスの
3本目の矢がまっすぐ飛ばない中、やり過ぎ感を
感じるようになり、頭おかしいんじゃないの?
と思うようになってきました。
最近黒田総裁を黒ちゃんと言うのはこのためです。
この考えでやってたのかと思うと、やはり頭おかしかった
ようです。

つまり黒田総裁は原油が上がるからモノの値段が上がり
物価があがってデフレ脱却と思っているのです。
しかし、デフレ脱却というのは、乱暴にまとめると
「国民に購買意欲があるかどうか」です。
原油が上がっても給油量が減ればダメですし
モノの値段が上がっても売れなくなると値引き合戦となり
上昇するはずの物価は誰かがかぶり、上昇しません。

円安、株高で経済はよくなるという堅い考えで経済は
よくなるわけではありません。
たぶん、それがわかっていないから無駄な改革を
打ち出しているのでしょう。
そもそもすごいことをやらないといけないのは、
日銀ではなく政府です。
前任の白川総裁と黒田総裁の間くらいの人が
次期総裁になっていただければと思います。