2017年1月30日月曜日

訪日欧米人旅行者を増やす案

春節を迎えた中国人訪日観光客についての報道が
増えています。
確かに近年急増した中国人観光客の動向は気になる
ところかも知れませんが、私としては欧米からの
観光客を増やす努力が必用だと思います。

中国は経済成長が鈍化していることもあり、爆買いと
呼ばれた経済効果が薄れていたり、政治的な影響で
左右されるところがあります。
それよりも新たな巨大マーケットを成長させることが
急務です。APAホテルが中国人観光客がいなくなっても
経営に問題ないとしたように、多様な国から来てもらうことが
政治的な影響を受けずに安定した旅行客を確保することに
繋がります。

具体的には、日本から遠い欧米からの訪日客を増やす
ことです。手段は航空運賃の減額です。ではどうすれば
航空運賃が安くなるか?というと何度か主張している
関西空港の着陸料の無料化です。
私は国が協力すれば可能なことだと思います。
羽田空港国際線の着力料を3倍にして成田と関空を
無料にするのです。
需要と供給の関係でこれで解決できるはずですが、
新関西空港株式会社も搭乗客を増やすことで、施設内の
商業施設での売り上げが上がれば問題はないはずです。
不安なのなら、いっきにではなく、朝夕の離着陸ラッシュ
以外の9時から13時の着陸と13時から17時の離陸を
先行で無料にする手もあります。
深夜を無料にすればいいという声もあるかもしれませんが、
これからの時代人件費や雇用、利用者が空港内で
浪費させることを考えると、空港内の昼間の人口が
多いほうが都合がよいのです。

たとえば欧米人が日本より中国を多く訪れたり
航空会社が韓国、香港、シンガポールの空港を
経由するのが大半なのは着陸料が安いからです。
逆に関西空港はトルコ行の定期便がなくなったため
ヨーロッパ、アフリカ行の乗り継ぎが難しくなって
きています。関空から大阪へのアクセス問題が
よく取り上げられますが、まずは関西空港にもっと
長距離便を呼び込み、アジアのハブ空港と成長させる
ことが課題です。