2016年3月18日金曜日

で、景気をよくするためには・・・

で、景気をよくするためには・・・
何度も言う通り、東京の一極集中をなくすことです。
方法は二つあります。

ひとつは首都圏に所在する企業から、本社・支社、
在籍人数などの規模から、法人税とは別の高額な
税金を支払わせます。もちろん、首都圏の自治体
の税金(住民税)も国と地方の2階建てにします。
格差を余計に広げることにもなりますが、IT企業など
賢い企業は、地方に移動し、得られた税金が
地方の住民税や社会保険の減額に充てれば
地方から東京へ向かう流れは停滞します。

もうひとつは、国の機能を東京から一掃する
方法です。
国会は福岡、内閣は大阪、最高裁は札幌、さらに
皇居は京都などに分散させて、各省庁も
仙台、新潟、静岡、名古屋、神戸、岡山、広島、
高松、熊本、沖縄に分散して東京はアメリカの
ニューヨークのようにビジネス都市とするのです。
大阪府の松井知事は、国の機能を分散させる
のではなく、各地方が自治権力をあげる道州制を
提唱していますが、現在の日本では道州間に
格差が出て、新たな問題をつくりだすだけだと
思います。

昨日まで、徳島県に消費者庁が疑似移転する
実験をしていましたが、恐らく実現はしません。
石破地方創生大臣は「民間に地方移転をお願い
するのに、国が移転しないのはおかしい」と
述べていましたが、まさにそのとおりです。
ある評論家は「消費者庁は消費者団体のそばに
存在しないといけないので、移転すべきでない」
と言っていましたが、消費者庁が移転した場合は
消費者団体も移転すべきで、その発想から
首都一極集中の解消の難しさがうかがわれます。