広島県府中町で昨年12月、町立府中緑ヶ丘中学3年の
男子生徒(当時15歳)が自殺した事件において、
讀賣新聞が学校の調査報告書についてレポートして
おりました。
2013年10月6日の日曜日、広島市内のコンビニで
同中学校の1年生男子2人が万引きをしたと電話があり
たまたま出勤していた教諭が店に出向き、2人の保護者を
店に呼んで謝罪させるなどしました。
翌日10月7日月曜日、同中学校において校内暴力が起き
学校はこの対応に追われていました。
万引きの対応をした教諭が生徒指導担当の教諭に口頭で
その件を報告、生徒指導担当教諭がパソコンに入力する際、
うち1人の名前を誤り、自殺した男子生徒の名前を記入して
しまったのです。
生徒指導担当の教諭は、手控えの生徒指導ノートにもメモを
取っておらず、万引きした生徒本人への事実確認など、
内規に定められた指導をすべて怠っていたのです。
たまたまなのか、このようなことが日常頻繁に起こっているのか
は別にして、生徒指導担当の教諭は生徒指導をする器で
なかったのは、明かです。
しかし生徒指導担当の教諭がすすんでなったのか、
やらされていたのかが私にはわからないので、この件は
ここまでにしておきます。
それよりも、確実に言えるのは、進路指導をしていた
担任教師の怠慢です。
この学校ではそのスタイルが主流なのかもしれませんが
立ち話はないと思います。回数は問いませんが、
生徒の人生を左右する問題なので、たとえ生徒が拒んでも
時間をかけて話をすべきではないでしょうか?
中学校卒業後というのが、大多数の人にとって人生最初の
分岐点であることを、認識せずして、中学校教員は
何のために中学生を教育しているのでしょうか?
まったくわかりません。
男子生徒が自殺した今、交わされた正確な会話は
再現できませんが、ネットで推測されている内容が
一番信頼できるものかと思います。
これについて語ると長くなるので、今日はここまでに
しておきます。
立ち話公開面談(全5回)の概要
(前置き:生徒は万引きはしていなかったが、3年生の時
学校のガラスを割ったことがあった)
1回目
担任「問題行動したよね?3年じゃなくて1年の時だよ」
生徒「(ガラスの件かな…?だったら)あ、はい」
2回目
担任「問題行動したよね?」
生徒「(ああ、ガラスのことか…)あ、はい」
3回目
担任「問題行動したよね?」
生徒「(ああ、ガラスのことだな…)あ、はい」
4回目
担任「問題行動したよね?専願あげられないって親に伝えて」
生徒「(ああ、ガラスのこと言ってるんだよな…)あ、はい」
5回目 (廊下で衆目のあるなか)
生徒「ガラスを割ったから、専願はもらえないと親に伝えたけど、おかしいんじゃ?と言われた」
担任「違うでしょ!万引きでしょ!!」
生徒「…え……(問題行動って、ガラスのことじゃなかったの?万引きなんかしてないんだけど…)」
周囲「ザワザワ……」
生徒「……(僕じゃない、耐えられない)……」
担任「ほら認めた、ここまで言わなきゃ認めない強情な子ね」