2015年10月14日水曜日

大阪市特別区の分割案が変わらない限り都構想は前進しません

繋がるかどうかはわかりませんが
無駄がなくなるのは大阪維新の会の
いうとおりだと思います。
しかし特別区の割り方が間違えている
というのが私の意見です。
その私の意見が投票結果にあらわれて
いることを言ってなかったので、
いまさらですが呟いてみます。

大阪市特別区設置住民投票 - Wikipedia
にある区別投票結果を見てください。

新しい特別区が「北区」「中央区」
になる現在の区は、西成区、天王寺区を
除きすべて賛成多数なっています。
天王寺・阿部野橋というターミナルは
名前こそ違いますが、同一地区です。
そこを中央区と南区に分断されることが
天王寺区反対多数の原因だと思います。
西成区は単純に生活保護に対して厳しい
対策をとるアンチ大阪維新の会が多い
からです。

新しい特別区が「東区」は賛成・反対
3対2ですが、5つの区の合計では
反対が上回り、新しい特別区が「南区」
「湾岸区」となる区はすべて反対が
上回っています。

つまり生産的、歴史的、合理的な面から
平等に分割されていないのです。
北区、中央区となるところは有利
南区、湾岸区、東区となるところは
不利となる分割案だったのです。

マスコミはこの地域による結果を
従来の区の生活保護や高齢世帯と
結び付けて分析しています。
だから10年後にもういちど住民投票を
おこなえば賛成が上回ると思っていますが
梅田に大阪市の都市機能が一極集中
していることから、この分割案では
10年後も反対多数濃厚です。