ファンのクォリティ低下で
アニメ作品のクォリティも低下する懸念
なんのこと言ってるんだ?
と思われるかもしれません。
私の気のせいかもしれないのですが
ファンのクォリティが低下している
気がします。
腐女子向け、幼児向けを除いた
今期アニメ作品の中で、
ネット上で人気のある作品で
「ゆるキャン△」「スロウスタート」
「ラーメン大好き小泉さん」
はいずれも、萌え系4コマ漫画の
アニメ化で、人気若手声優を起用、
内容は4人くらいの女子高生の
世界は違えど日常系です。
同じような女子高生4人組の
「宇宙(そら)よりも遠い場所」は
若手人気声優で固めるまでは
前の3作品と同じなのですが、
ストーリー性あるオリジナルアニメ
だからか、少し人気が劣るようです。
私個人としては、こちらのほうが
斬新的で感動もするのですが・・・。
なぜ前者に人気があり
後者に人気がないのか?
実際に聞いてみると、声優は別にして
単純なストーリーでそれなりに
おもしろければよいようです。
アニメを見て、感じて、考えると
いう視線ではなく、単純にわかって
おもしろければそれがいい作品なのです。
「愛してる」を知るために
人が話す「ことば」と実際に思っている
「こころ」の違いに苦労する主人公を描く
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、
普通なら支持する京都アニメーションファン
からも、あまり評判がよくないようです。
アニメでないと描けない美しい世界観と
哲学的な感動を味わえる作品なのですが、
人気はありません。
どうしてこうなったのかはわかりません。
しかし、レベルの低い作品に人気が集まり
作り手もそちらに向かわれてしまうと
日本の誇るアニメーションが枯れるようで
少々心配です。