近畿地方に現在活火山はありません。
しかし、神戸市北区には、日本屈指の
名湯「有馬温泉」があります。
以前から気になっていたのですが
昨夜NHKで放送された「ブラタモリ」で
やっと解決しました。
有馬温泉は火山の熱で地下水が
温められたものではなく、
海水が600万年という長い時を
かけて、地下50キロメートルの
深さでマグマの熱で熱湯になり
有馬温泉の地下まで流れ込みます。
そこから一気に地上に噴き上げ
られるから、火山は関係ないのです。
番組では特に説明なかったですが、
大阪湾や太平洋沿岸の水深は
1キロメートルもありません。
おそらく水深50キロメートルと
いうことは、遥か太平洋の
海溝部分、フィリピン海プレートが
ユーラシアプレートに潜り込む
ところと推測され、ここから
流入した海水が、有馬に噴き上げる、
奇跡の温泉と言えるのでしょう。
難しい本を読んでも、
私のようなバカには
なかなか理解できませんが、
「ブラタモリ」という番組は
わかりやすい、よい番組です。