2016年8月30日火曜日

チャレンジ精神なくしては発展もありません

テリー伊藤のようにアホとは言わないまでも
日本を代表する野球選手でありながら、現代野球に
ついていけない代表が張本氏と金田氏です。
ともに3000本安打、400勝と大記録を打ち立てていますが
テレビ番組で日本ハム大谷選手の二刀流を否定しています。

昔と今では時代が違います。
昭和40年代にはいり先発投手のローテーションが確立
していきます。金田投手が400勝もできたのは
先発も中継ぎも抑えもすべてやってきたからです。
それはそれで凄いことに間違いはありませんが、
ローテーションが確立されるのにも理由があります。
打撃の向上です。

ご存知のとおり、近所のバッティングセンターでも
160km/hの直球や変化球を投げるマシンがある時代
戦後打撃技術は向上しました。
バットも「圧縮バット」なる飛距離の出やすい技術が日常化
スピードガンがないのではっきりとは言えませんが
昭和30年、40年頃は一流の剛速球投手でさえ
150km/hをマークすることはなかなかありませんでしたが、
打撃力アップにより、投手も限界まで力を上げることが
求められるようになりました。
また昔は1日に2試合試合をするダブルヘッダーなるものがあり
野手は厳しいものがありましたが、今はありません。
そんな状況下、取り入れられた先発ローテーションも中3日から
間隔が広がり、今は中6日が主流になっています。

毎年同じように見えるプロ野球も時代に応じて進化して
いるのです。
次の時代を模索していろいろな試みを挑戦することは
立派ですし、チャレンジ精神なくしては発展もありません。
それを拒むようでは、いかに偉大だった選手に対しても
「老害」としか見られないのが今の社会です。