2016年8月9日火曜日

平成31年は来るのか?

天皇陛下は昨日8月8日午後3時から、象徴としての
お務めについての「お気持ち」をビデオメッセージで
表明されました。

戦後七十年という大きな節目を過ぎ、
二年後には、平成三十年を迎えます。

冒頭に述べられたこの言葉は、乱暴に言うと、
これから2年は象徴としてがんばるから、検討して欲しい
と政府に対してボールを投げたということです。

もちろん多くの国民は、陛下の「お気持ち」を理解しており、
陛下がこのようなメッセージを発しなくなかったが
やむをえなかったこともお察しします。
自分で決めたくても決められないのが、象徴たる
天皇陛下の道の中では、このように
「お気持ち」をビデオメッセージで表明することが
最後の手段だったと思います。

生前退位には法改正か特別法の制定が必用ですが
皇太子についての問題がその次にあります。
陛下の本当の狙いは自分が退位した後も、次の天皇が
国民の象徴としていく環境づくりだと思います。
天皇陛下が妥協せず職務を全うしたいが、年齢的な衰えから
それができないことを国民が納得していても、
後継者問題まで納得してもらえるかは未知数です。

私は西暦と和暦が合致したほうが都合がいいので
2021年が次の元号の元年になればいいと思っています。
しかし、陛下のお体も心配です。
日本国民の大半が納得できる生前退位が早くできたに
こしたことはありません。