2016年8月2日火曜日

史上最強横綱、千代の富士

大相撲の元横綱千代の富士の九重親方(本名・秋元貢)が
31日、東京都内の病院で死去しました。
2015年名古屋場所を全休し、膵臓がんの手術を受け、
職務に復帰していましたが、その後がんの転移が見つかった
とされ、闘病を続けていました。
61歳という若さと、昨年の元横綱北の湖の死去に続く
訃報ということで、関係者やファンは驚きと悲しみを
隠せない様子です。

いろいろとおっしゃる方もいらっしゃいますが
北の湖、千代の富士の時代が大相撲の「強さ」の全盛期で
あったと私は確信しています。
失礼な言い方ですが、相撲といえば巨体デブの格闘技で
その完成形が北の湖でそれに対して新しく進化したのが
千代の富士でした。
千代の富士のボディービルダーのような肉体は、それまで
見てきた力士とはまったく別のもので、力士の鍛え方が
が単なる稽古だけではなく、いろいろなトレーニングが
より強くなる手段であることも証明しました。

人によれば、千代の富士よりも朝青龍や白鵬のような
モンゴル力士のほうが技の切れや俊敏さやパワーで
上回ると言いますが、巨漢を片腕でもコントロールできた
全盛期の千代の富士に勝てる力士は最盛期の大鵬でさえも
凌駕すると思います。

最後になりましたが、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。