昨日北京で開かれた「抗日戦争勝利70周年記念行事」
に関しアメリカ合衆国は反日感情を高めることのない
よう中国を牽制したうえで、国際連合の潘事務総長が
式典に出席することについては特にコメントをして
おりません。
一方日本は国連の中立性の観点から不快感を表明して
います。
「抗日戦争勝利70周年記念行事」というのは題目で
要は中国の軍事パレードです。
特に今回の軍事パレードは単にパレードの状況を
リポートするものではなく、エンターテイメントともいえる
ショーのようになっていて、多数のカメラを動かし
すばらしい映像作品に仕上がっています。
私はそもそも中国や北朝鮮などが催すこのような
軍事パレードにさも国際会議のように各国から首脳が
集まることが異常ではないかと思います。
実際に欧米各国は首脳の出席を見合わせました。
軍事パレードの開催意義は、開催国がいかに軍事力が
凄いのかを見せつけるもので、核実験や弾道ミサイル
を試験発射するのと同等のものです。
このような催しに人が集まり、華やかに行われている
様子が世界に発信されることは、度重なる大戦からの
反省がまだ全然なされておらず、情けないことです。
そのような中出席した韓国の朴大統領はある意味
チャレンジャーで、国際社会からもよからぬ決意を
危惧しています。
安保法案は戦争法案であると一部マスコミや国民が
訴えています。確かに戦争へ舵へとることは許され
ませんが、このような世界を見せられると戦争反対と
デモ行進する人たちが滑稽でなりません。
もっと真剣に日本国民も平和について考える必要が
あります。
最後に一言、「抗日戦争勝利70周年」とありますが
第2次大戦の戦勝国は現在の台湾政府である中華民国
であり、今回北京で主催した中華人民共和国では
ありません。