和歌山県太地町で、イルカの「追い込み漁」が始まり
ました。世界的な圧力で日本動物園水族館協会が加盟
する水族館は今年からこの漁で入手することが禁止
されていますが、加盟していない施設からの購入希望
があり今年も活動しています。
捕獲に反対する環境保護団体などのメンバーも姿を見せ
地元の警察が警戒に当たるなか、写真撮影や双眼鏡で
監視したりしましたが、大きなトラブルはありません
でした。
鯨やイルカが嫌いなわけではありませんが、絶滅危惧種
ではないものに対して、残酷だから捕獲してはいけない
という人たちが私には理解できません。
太地町は紀伊半島南東部に位置し、南紀勝浦温泉の隣の
小さな町です。
大阪中心部から岡山、名古屋ほどの距離があり、正直
私も未踏の地です。
そこで昔から受け継がれている伝統産業を突然海外から
横やりを入れられて、断念しなければならないという
のもおかしな話です。何の権利があって太地町の暮らし
を絶とうとするのでしょうか?
日本における基地移設反対、原発再稼働反対、
安保法案反対もそうですが、虐めやすいものから虐めて
恐いものは見て見ぬふりをする「最低な人間の集団」にしか
見えません。
グリーピースなる団体が日本の捕鯨調査船に対し
妨害活動をするのに南沙諸島を埋め立てる中国に対し
何もしないことがよい例です。
地方が過疎化し、この先47都道府県も維持できなく
なるかもしれない日本の地方において、鯨やイルカ
よりも太地町のほうが絶滅危惧種に見える私です。