昨日の続きになりますが、私の住む港区の高潮や
津波に対する水害対策についての補足です。
港区大半は市街地と比べて2メートルほどかさ上げ
していることはご紹介しましたが、かさ上げしていない
内陸部を守る施設として「水門」があります。
港区は北側を安治川、南側を尻無川という河川が
流れており、それぞれに安治川水門、尻無川水門が
設けられ、海からの高潮を内陸に進入することを
防ぐ役割をしています。
下の画像は尻無川水門の外観です。
この巨大な鉄の塊がどうやって海からの津波や
高潮を防ぐかはWikiペディアの画像をご参照
願います。
南海地震で港区までたどり着く津波が3メートル
から4メートルと予測され、この水門はそれ以前
の1970年に完成したものではありますが、高さ
4.3mで一応対応しています。
次に防潮扉の画像です。
大阪港中央突堤の防潮扉の画像です。
普段はこのように横に格納されています。
海からこの防潮扉を越えると、下り坂になって
そのまま「みなと通り」になります。
画像がアップすぎるので引いてみましたが、
南港へとつづく咲島トンネル入口のコンクリート
フェンスが邪魔でみなと通りまではここから
見えません。
しかし咲島トンネル入口を横から見ると、
水門と内陸に高低差があり、防潮扉から海水が
流れ込むとたいへんなことになることが想像
できます。
定期的にこれらの施設は市が試運転をしており、
万一の場合は使用できる状態にあります。
いずれも完全に閉じるまでには40分から50分
かかりますので、特に津波の場合は、迅速な
行動が必用です。
また、我々住人もこれらの施設をあてにする
のではなく、普段からの準備が必用なのは
いうまでもありません。