2015年8月14日金曜日

岩隈投手ノーヒット・ノーラン達成

昨日アメリカメジャーリーグでマリナーズの
岩隈投手がノーヒットノーラン達成しました。
おめでとうございます。
日本人としては1996年野茂投手以来
二人目の快挙です。

野茂投手と岩隈投手の共通点はともに
近鉄バファローズ入団の投手という点です。
近鉄という球団は先発ローテーション制度
確立後も鈴木啓示、阿波野秀幸、野茂英雄
そして岩隈投手と大投手が柱となり、調子
のよい投手がその間隔を先発する傾向が
あり、これらの歴代の投手は他球団の
エースと呼ばれる投手とくらべタフなのは
間違いありません。
当然球団の成績もこれら歴代の大投手の
でき次第というところもありました。
つまり鈴木投手にしろ野茂投手にしろ
近鉄の大投手は先発登板時には相当の
重圧があったと思います。

岩隈投手に関してはやっと球界のエースと
認められた折に近鉄バファローズが同じ
パリーグのオリックスに吸収されるかたちで
合併されてしまいます。この際、岩隈投手は
オリックスの支配下登録を拒否して、新しく
誕生した楽天ゴールデンイーグルスへ
入団と若い時に苦労したプロ野球投手の
ひとりです。西鉄ライオンズの黒い霧事件
から孤軍奮闘し西武ライオンズを日本一に
導いた東尾氏と似ていると私は思います。

投手は自分がいくらいい投球をしても
チームが得点を挙げないと勝利投手には
なれません。日本でどれだけ活躍しても
世界で通用しない選手は数多くいます。
もちろん投手では日本の中6日間隔での
登板がメジャーでは中4日間隔になると
いうこともあります。
しかし基本的に、世界の舞台で活躍できる
スポーツ選手は、スポーツ選手としての
能力以外のものが必用だと私は考えます。