2015年8月16日日曜日

沖縄県米軍基地移転問題

米軍の沖縄県普天間基地を辺野古への移転が
沖縄県の猛反対で現在、協議のため工事が
一時中断という事態になっております。

アメリカは軍隊にお金をかけたくない思いから
日本が自衛隊を軍隊に格上げできるくらいなら
撤退してもいいくらいに思っています。
しかし我が国は安保法制の協議も国会で前に
すすんでいませんし、ましてや誰一人自衛隊を
軍に格上げなんて考えておりません。

しかしアメリカ軍が撤退すれば、沖縄だけでなく
奄美諸島も中国が自国の領土と主張して侵略
することは目に見えています。だからアメリカは
撤退することはできず、国民を納得させるため
沖縄県そのものをアメリカ合衆国に編入させる
ことも今後の選択肢のひとつにあります。

つまり、日本政府や沖縄県が何と言おうと米軍
基地は今後どのような展開になっても沖縄県
に存在することは揺るぎません。
日本政府も普天間基地が老朽化したからなど
の都合だけではなく沖縄県と迅速に話をするため
辺野古移転以外の可能性も考えていくべきです。

たとえば沖縄国際空港と隣の自衛隊駐屯所への
移転です。ご存知の方も多いと思いますが、
旅客機と戦闘機の騒音は全然違います。
基地を普天間のような町中に今後もだらだらと
存続させるのは、絶対だめです。しかし撤退
できない現実では、これが一番簡単な解決策です。
沖縄空港は滑走路の南北が海と埋立地で
比較的街と隔離されているので大きな問題は
ないと思います。

問題は沖縄国際空港の移転先です。
私の希望は環境問題で二転三転した挙句、現在
経済効果が見込めないとして事業が凍結されて
いる「泡瀬干潟」です。干潟とはいえ実際は半ば
埋め立てられています。ここを埋め立てる条件
に環境保全がありますが、工場や倉庫などが
雑に入居するより公的な空港となったほうが
環境の配慮にもなると思います。また、空の玄関と
なると経済効果も見込めるため、凍結も解除される
はずです。
泡瀬干潟(あわせひがた)











空港開港と同時に沖縄市、宜野湾市、浦添市、
那覇市を結ぶ高速鉄道を開通させ普天間基地
の跡地に国際会議場を作り、外務省も移転しては
どうかと思います。国の拠点ができれば、沖縄県民
の視点も変わると思います。
そして移転が一段落すれば、沖縄県に数多く存在
する米軍施設をできる限り新基地に集約してもらい
ます。アメリカ国民も日本に米軍施設が多くあり
そこでアメリカ国民の税金が投入されていることに
よく思っていないので、アメリカのほうも納得できる
はずです。また数が減ると防衛力がそがれると
お考えの方もいらっしゃるかも知れませんが、
沖縄返還から半世紀近くたち時代は変わりました。

アメリカとも連携をとりつつ、これくらいの変革の
意思がないと、ただ話し合うだけでは時間の無駄
と私は思います。