それでは、なぜ日本人は未来への思いが
冷めていったのでしょうか?
私は世界トップクラスの経済大国となり
守りにはいったからだと思います。
それを象徴するのがソニーです。
カセットテープ、CDを世に送り出し
トランジスタラジオからはじまり
ウォークマンという電機製品を携帯する
文化を創り出しましたが、企業としての
力を高めるため、経営の効率化を求める
ようになって急激に衰退した企業です。
未来に思いをはせても、利益は得られず
豊かにはなりません。
サイコパス等の未来社会を描いたアニメ
もなかなか社会に受け入れられないのが
現状です。
恐らく、そのようなストーリーにはいる
想像力が乏しくなっているのでしょう。
とにかく結果を求めているのです。
しかしリニア新幹線の工事が始まった
ように、最近未来への夢を実現する
傾向があり喜ばしく思います。
電気自動車が最近販売されていますが
大阪市バスが現在のカラーリングに
変わったきっかけは1972年登場の
電気バスと呼ばれる電気自動車と
いうことをご存知でしょうか?
今でこそハイブリッド自動車から電気
自動車や水素自動車というのが当たり前
という時代ですが、電気自動車は別に
近年登場したものではないのです。
凍結されていた夢や未来の計画が再び
動き始めているのは、半世紀前に未来
を描いたものを見た少年が成長して
社会を動かせる立場になったからだと
思います。
今後日本が発展するには今の少年に
いかに大人が夢を描けるかです。
まだコンピューターがオープンリール
のテープに書き込んでいた時代に
このような想像をされていました。
学生が体罰を受けている姿が描かれて
いるところが笑えますが、想像通りの
未来が現在になっています。