2018年6月22日金曜日

フリーゲージトレイン計画は時間の無駄

国内最大の私鉄「近鉄」は、たくさんの
私鉄が合併してできた会社なので
線路の幅がまちまちで、規格統一されて
いません。

南大阪線・吉野線と京都・橿原線の
規格が違うため、京都から特急に
乗車して吉野山へ向かうには、
橿原神宮駅で乗り換える必要が
あります。
大阪の人ならあべの橋から乗車も
そう問題ありませんが、
全国から見ると、新幹線との
乗り換えが便利な京都駅からの
乗車になり、利用者も数多いのが
現実です。

そこで近鉄はフリーゲージトレイン
という、ひとつの車両で
異なる線路幅を運行できる車両を
開発すると先日報じられました。
しかし、これはやめておいたほうが
よろしいです。

JR四国が瀬戸大橋開通前から、
新幹線を岡山駅から在来線に
乗り入れさせようと開発・研究が
つづいていますが、研究すれば
するほど、耐久性や安全性に問題が
見つかり、逆にJR四国の足かせ
になっています。
この現状を知っているので、
九州新幹線は採用しないでほしいと
思っていたら、ようやく英断できて
ホッとしているところです。

つまりフリーゲージトレインは
赤字を生むだけのものです。
近鉄は車台を乗せ換えて、異なる
規格に同じ電車を走らせているので
営業運転できると思っているので
しょうが、甘く見ていると大事故を
起こすのが目に見えています。
それならば、橿原神宮駅と次の
岡寺駅だけ両方走れるように
レールを多く敷いて、岡寺駅で
スムーズに乗り換えられるように
したほうが得策です。