2015年11月27日金曜日

第19回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門発表

本日、第19回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の
受賞発表がありました。

大賞    Rhizome
優秀賞 花とアリス殺人事件 
       Isand (The Master) 
       My Home 
       Yul and the Snake

邦画「花とアリス殺人事件」を除けば、すべてが海外の
短編アニメーションが受賞したことになります。
懸念するのは日本のアニメーションです。

「花とアリス殺人事件」の岩井俊二氏は桑田佳祐の
「いつか何処かで」など音楽ビデオクリップから始まり
映画「スワロウテイル」などの監督としてしられ、基本的に
アニメ業界の人ではありません。
私が期待した「バケモノの子」も審査委員会推薦作品に
とどまりました。
テレビアニメでは「SHIROBAKO」が審査委員会推薦作品
に選ばれたのみで、レベルダウンは否めません。

昨年は大賞は逃しましたが優秀賞に
「映画クレヨンしんちゃん「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」」
「ジョバンニの島」、新人賞に「たまこラブストーリー」から
と山田尚子氏と劇場3作品が選ばれました。
審査委員会推薦作品に映画「STAND BY ME ドラえもん」の他
「キルラキル」「残響のテロル」「ピンポン」「蟲師-続章-」と
テレビアニメが名を連ねました。

2年連続でテレビアニメが大賞、優秀賞から遠ざかっては
いますが、1997年創設のこの賞で、テレビアニメでは
コンスタントに受賞しています。
大賞は2010年「四畳半神話大系」、
2011年「魔法少女まどか☆マドカ」
の2作品のみが受賞しました。

来年は大賞は無理でも優秀賞の受賞できる作品が生まれる
ことを期待します。

文化庁メディア芸術祭
http://archive.j-mediaarts.jp/