2015年11月8日日曜日

500系山陽新幹線「500 TYPE EVA」リフトオフ!

アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」にちなんだ500系新幹線
「500 TYPE EVA」が昨日、山陽新幹線新大阪、博多間で
運行を開始しネットで話題をよんでいます。

新大阪駅に向けて出発したエヴァンゲリオン新幹線の「500 TYPE EVA」=博多駅(撮影・中川春佳)(写真:産経新聞)より
















この件で500系の魅力が改めて脚光を浴びています。
エヴァンゲリオン制作側の監修庵野秀明氏、デザイン
山下いくと氏も今回の企画が500系だからこそ
といった面もあるようです。

日本は効率や生産性というものを重視するあまり
「ものづくり」を忘れていると何度も嘆いているのは
新幹線に対しても同じです。
スピード重視で開発された夢の中の夢の超特急
500系は、汎用性の悪さから現在は山陽新幹線の
こだまのみの運行となっています。今回このような
かたちで注目されているものの、このままでは
姿を消してしまいます。

700系がN700系、N700Aと進化したように
500系もN500系と進化をすべきです。
JR西日本は開発しても活躍の場がないと考えて
いますが、つくってでも開発すべきです。

たとえば1時間おきに新大阪駅を出発して
鹿児島へ向かう「さくら」は指定席がとりにくい
状態がつづいています。その大半は熊本や
鹿児島までの乗車ではなく、博多までです。
普通車もグリーン車サイズのシートが人気なの
です。
ただでも1編成に指定席車両が5両しかないのに
新大阪・博多間に需要が多いため、旅行会社が
企画する団体ツアーや個人客が手軽に熊本や
鹿児島へ新幹線を利用できないのが現実です。
たとえば「さくら」が新大阪を出発する5分前に
500系をひかりとして出発させて指定席の混雑を
緩和するのです。これにより新しい需要を開拓
することもできます。
また、500系を利用しやすくするため、東海道新幹線
からの乗入を基本1時間に2本に減らします。
東京発広島行ののぞみを代替させるのです。

そして新しくN500系を開発し、時速360キロまで
引き上げ、広島まで70分、博多まで2時間での
運転を実現することにより、新幹線自体の価値を
上昇させることを期待します。