2015年11月11日水曜日

11月11日

数年前から江崎グリコが11月11日は「ポッキーの日」
と言って、自社製品の販売強化をしています。
なぜか今年はYAHOO!JAPANがネットショッピングを
テレビCMで盛り上げています。

― 何故なのか? ―

これは中国市場の影響のようです。

中国では11月11日を「光棍節」といい独身者のための
記念日だそうです。その歴史は1990年頃からと浅い
ものの、昨年は中国ネット販売大手「アリハバ」がたった
1日で1兆円以上の売上を伸ばしたため、YAHOO!も
それを見込んで販売強化をしているようです。

YAHOO!によると本日11月11日の午前0時から僅か
1時間で中国ネット販売大手「アリハバ」の売り上げは
5000億円近くにのぼり、昨年の売り上げを越えることは
確実です。
中国経済は勢いが衰えているものの、国民の購買意欲は
むしろヒートアップしており、それは日本での爆買い現象
にも表れています。かつての日本のバブル崩壊や、韓国の
経済破綻のような落とし穴に堕ちた経験がないためかと
思います。そしてこの購買意欲が、衰えたとはいえ今なお
GDPを上昇させる牽引力といえそうです。

ひとつ気になるのは、1時間で5000億円近い売上げを
あげるのは、当然スマホを主としたインターネットを
介してですが、私の経験で過去にアニメ「けいおん!」の
限定グッズを購入するため、販売開始時間にアクセス
したところネットに繋がりませんでした。この状態はほぼ
1日に及び、結局限定グッズは買えませんでした。
日本の企業が海外からサイバー攻撃を受ける場合、
このように短時間に膨大なアクセスをされるケースが
多いのですが、これだけの成果を残せるということは、
中国は、我が国から見ると想像もつかないような強靭な
ネットワークが構築されているということでしょうか?