「直感的に操作できる」って言葉、
最近よく聞きます。
某IT企業の製品が取扱説明書なしでも
製品が扱えるようにした頃から、
経済情報誌、ITメディアだけでなく
日常でも使われています。
しかし逆にネットの普及で「直感」が
働かなくなってきていることに、最近
気づきました。
たとえば、「ちょっと前の映画」と聞いて
すぐ作品名を挙げられない人がいるのです。
最近はネットでなんでも調べられるので
2000年の映画とか2010年の映画
とか言うと、調べてすぐ作品名がでます。
「ちょっと前」という曖昧な感覚が
弱くなっていることが原因かもしれません。
もちろん、「ちょっと前」の感覚が
10代、30代、50代の人の間で
同じわけではありません。
しかし、高齢化社会とツイッターなど
SNSで個人個人の繋がりが無差別に
緊密になる今だからこそ、曖昧さを理解し
コミュニケーションが取れるように
努力する必用があるのではないでしょうか?
「ちょっと前の映画で好きな映画は何ですか?」
と問いかけられて、
「ちょっと前って何年前のことですか?」
というような直感を失った人は
ネットに使われても、ネットは使えませんね。