4月26日午後1時10分ごろ、愛媛県今治市で
81歳の女性が殺害されました。
その1週間後、5月3日午前9時ごろ、殺害現場の
すぐ近くで92歳女性が殺害され70歳の息子が
重傷を負いました。
目撃証言と防犯カメラから愛媛県警は参考人として
30代女性を任意で聴取しましたが、5月5日朝
女性は自殺していました。
テレビやメディアが今大きくとりあげている
殺人事件の流れですが、ひとつ思うのは
都市圏ではなく地方都市でおこった「稀な事件」
に対して、警察の対応力がなかったという
印象を強く感じます。
4月26日の事件も当初メディアは「殺人事件」
とは報じておらず、変死と殺人の両面で捜査を
開始していたようです。
適性な捜査をしないまま2回目の事件がおき、
今度は死を免れた目撃者の証言で凶悪殺人事件
として捜査し、すぐに容疑者を絞ります。
任意同行から一旦帰宅した際、手慣れた捜査官
ならば、逃亡や自殺の可能性も考えて、監視等を
おきますが、それを怠り翌日訪問したら自殺
していたということです。
今後高齢化と過疎化がすすめば、今まで考え
られなかったような事件が今後起こる可能性が
あります。
警視庁だからノウハウがわかっているが
愛媛県警だとできないということでは
困ります。全国どこでも同じレベルでの
捜査ができるシステムを構築してほしいものです。