2017年5月6日土曜日

全国一律の捜査ノウハウ

4月26日午後1時10分ごろ、愛媛県今治市で
81歳の女性が殺害されました。
その1週間後、5月3日午前9時ごろ、殺害現場の
すぐ近くで92歳女性が殺害され70歳の息子が
重傷を負いました。
目撃証言と防犯カメラから愛媛県警は参考人として
30代女性を任意で聴取しましたが、5月5日朝
女性は自殺していました。

テレビやメディアが今大きくとりあげている
殺人事件の流れですが、ひとつ思うのは
都市圏ではなく地方都市でおこった「稀な事件」
に対して、警察の対応力がなかったという
印象を強く感じます。

4月26日の事件も当初メディアは「殺人事件」
とは報じておらず、変死と殺人の両面で捜査を
開始していたようです。
適性な捜査をしないまま2回目の事件がおき、
今度は死を免れた目撃者の証言で凶悪殺人事件
として捜査し、すぐに容疑者を絞ります。
任意同行から一旦帰宅した際、手慣れた捜査官
ならば、逃亡や自殺の可能性も考えて、監視等を
おきますが、それを怠り翌日訪問したら自殺
していたということです。

今後高齢化と過疎化がすすめば、今まで考え
られなかったような事件が今後起こる可能性が
あります。
警視庁だからノウハウがわかっているが
愛媛県警だとできないということでは
困ります。全国どこでも同じレベルでの
捜査ができるシステムを構築してほしいものです。