2017年2月26日日曜日

税金は湧き水と考える佐川宣寿理財局長

大阪市の学校法人「森友学園」が小学校用地として
大阪府豊中市の国有地を評価額より大幅に安く
取得した問題が国会質疑でヒートアップしていました。

近畿財務局は鑑定価格9億5600万円に対し、
地下のごみの撤去費8億1900万円などを差し引いた
1億3400万円で森友学園に随意契約で売却、
さらに国は土壌改良費1億3176万円も負担しており、
国会で「国の収入は差し引き約200万円にすぎない」と
指摘されています。

東京ガスは東京都に土地を売却する際、汚染物質込で
売買し、購入した東京都が汚物処理しています。
つまり、「税金」というものが自然と湧いてくるもの
なので、簡単に使われているということです。

1億3176万円をローンでないと支払えない事業者が
鑑定価格9億5600万円を支払うことができたのか
という質問に対し、財務省・佐川宣寿理財局長は
「それは事業者の問題で私どもではわからない」
と答えていました。
普通、銀行でもローン会社でも、お金を貸す場合は
「審査」をします。当然国も審査しているものと
信じたいのですが、佐川宣寿理財局長の答弁は、
「税金が湧いてでる泉」という考えがあまりに露骨
すぎています。

民進党も自民党のイメージダウンになる答弁しか
考えていないので、このあたりを突っ込みません。
この国の健全な財政への一歩は、国会議員から
公務員まで、税金で給料を与えられている人たちが
もっと税金について真剣に考えるところからだと
思います。