2000年から2005年くらいにかけて、世界的な
アクセスを誇ったネット掲示板「2ちゃんねる」も
急速に変化するネットの発達についていけなくなり
現在はその地位をツイッターなどに明け渡しています。
「2ちゃんねる」自身も開設者の西村博之氏が2014年
サーバー使用料の未納を理由に、レンタルサーバーの
運営企業に乗っ取られて解任されます。
これを機に運営方法も大きく変わり、それまでは、掲示板
を荒らしているユーザーがいれば、そのユーザーが
アクセスする回線(ASAHIネット、ソフトバンクなど)からの
書込みを一斉に規制する徹底ぶりで「荒らし」ができない体制を
構築してきましたが、過疎化を恐れたからかしなくなりました。
一方で、厳しくした点もあります。
解任した西村氏の掲示板サイトやライバルのネットサイトを
リンクした書込みは徹底的にシャットアウトしたのです。
それまでの「2ちゃんねる」でおこなっていた有料会員
は名称など多少変えて継承しましたが、この有料会員に対しての
懲罰も厳しくしました。
有料会員は別途使用料を徴収するかわりに、書き込み規制を
他のユーザーより緩和するといったサービスがあるのですが、
緩和されたからと言ってどんどん書き込むと有料会員資格を
強制的に剥奪するのです。以前の徹底的な規制をすると
ユーザーが激減するため、有料会員に制裁をくだすことで
威厳を保とうとしたのです。
しかし、これらの手法で2014年以降ますます荒廃しました。
西村氏から会社を奪ったサーバー運営会社ではありますが
ネット掲示板の運営は上手ではないようで、いずれ役員に
西村氏を招聘する可能性もあります。