今テレビを見ていたら、サウナやゴルフ練習場を備えた
デザイナーズハウス物件の紹介をしていました。
見るからにオーナーは30代から40代前半の比較的若く
所得のある人が所有してそうな物件です。
しかしこのような物件を所有するのは30代から40代前半の
人の2~3%くらいのものでしょう。
お金があっても、このような使い方をするかどうかわかりません。
というか、こんな家をつくるお金がない人がほとんどです。
政府が景気をよくしようとしてもよくなりませんが、
要は、このような物件を買う人、買える人が増えれば、
景気はよくなるのです。
しかし、なぜお金がないのでしょうか?
それは会社が給料を上げないからです。
ではなぜ上げないのでしょうか?
それは「契約社員」というものが存在するからです。
小泉元首相のモノマネで「私が作った格差社会に苦しみなさい」
というセリフがあります。まさにコレです。
バブル崩壊後「見直し」ということばが象徴するように
ダンピングが横行し、値段が下がっていきます。
国外の安い人件費に対抗すべく、我が国も人件費を下げるため
「契約社員」という便利なポジションをつくります。
この影響でそれまで働いていた社員も給料が上がらないだけでなく
「能力給」導入で減給にされることも常識の範囲になります。
酷い企業はいったん会社を倒産させて、新会社を設立し
全社員を再契約することによって大きく給料を減らすような
ことをするところもありました。
今更内閣が「給料を上げてください」と企業にお願いしたところで
企業がそう簡単に昔のようにするはずはありません。
この現況をつくった小泉氏が「自民党をぶっ潰す」と言ったように
「契約社員をぶっ潰す」と言って契約社員を全員社員とするくらいの
強引さがないと話ははじまりません。
でも、それは夢のまた夢・・・
だから私は乱暴ですが、三権を大阪に、皇居を京都に遷都するのが
景気回復の唯一の手段と訴えているのです。
余談ですが、昔私もサウナやトレーニングルーム付の家に憧れて
いましたが、今は老後を考えて駅直結のワンルームに憧れています。
掃除も楽ですし、駅直結だと通院も楽ですし・・・
もしかするとこれから都会は駅直結ワンルーム高層住宅が
トレンドになるのではないのでしょうか。。。