2016年10月19日水曜日

海外から評価され国内から罵声を浴びる萌えキャラ


東京メトロのキャラクター「駅乃みちか」さんを萌えキャラに
したところ大きな問題になり急遽デザインが修正されました。


左が修正前、右が修正後です。
早い話スカートが透けて下着が見えるようなデザインが
問題になりそれを修正したのです。
私からするとこの表情もなんとかしてほしかったところです。
オリジナルを忠実に再現したつもりかもしれませんが
萌えキャラの基本はかわいらしさであり、エロティックとは
一線を画しています。
アニメに関しては表現の幅が広いので、エロもグロも
ありますが、それと「萌えキャラ」を一緒にするのは
どうかと思います。

逆に志摩市公認キャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」が
「女性蔑視」と問題となったことは残念です。
こちらは修正することなく志摩市非公認キャラクターとして
現在も存続しています。

確かに胸は少し強調されていています。実際の海女さんは
高齢化しているのでこんな若い人はいません。
しかし海に潜る職業柄、脚は露わになり、体のラインも
普通より出てしまうのも海女さんとしては普通です。
加えて、碧志摩メグに関しては表情も明るく「萌えキャラ」
としては申し分ありません。
観光PRだけではなく、「海女」という職業のイメージがかわり、
新しい担い手が増えるかもしれません。
事実、理解している人がいるから、修正や廃止ではなく
非公認キャラクターとして存続しているようです。

これは昭和32年の伊勢志摩観光ポスターだそうですが
こっちのほうが確実にエロティックです。
もっともこの時代、伊勢志摩近海の島の多くは売春を
していたので、その時代のイメージにはぴったりだったの
かもしれませんが・・・。

いずれにしろ、マンガやアニメとは違いこういった
「萌え」キャラクターはある一定の枠の範囲を越えないことが
条件です。
それは作る側も、作らせる側も理解すべきです。
海外から評価され国内から罵声を浴びる萌えキャラが
不憫でなりません。