2016年10月1日土曜日

思惑とその結果

マイナンバー制度が経済を悪くするということを
以前ここで呟きました。
マイナンバー制度は国が納税などの手続きを簡素化し
確実な税収を上げる一方、人件費を削減することが狙いです。
しかし多くの人は、マイナンバーで資産を管理されることを嫌い
株式や預金からお金を徐々に引き上げる動きが強まりました。
特に投資や預金は日銀がマイナス金利を打ち出したことが
たんす預金を加速させ、物価上昇2%どころか現在は
マイナスに振れています。

今日10月1日から社会保険料の配偶者控除の条件が
年収130万円から106万円へ引き下げられました。
社会保険料は医療費が毎年高騰しているのを危惧し
保険料を安定させるために決定した案件でした。
まだこれから反応が現れてくるので、実際どうなるのかは
わかりません。現時点では労働時間を抑える主婦の方が
多いと報道されています。税収は増えず、生産性が減ると
いう見立てです。

この問題は、少子化問題を加速するとも言われています。
国会での安倍総理のたとえが滑稽すぎると、世間から
批判されていましたが、実際に政府のシナリオは
どうだったのでしょうか?
女性は結婚して専業主婦となるか、働いて結婚しないのか
選択を迫られるものだと思います。結婚しても出産の決断は
難しくなるでしょう。昔ならともかく今は結婚したくなるような
政策をとらねばならなかったのですが、目先の利益に目がくらみ
目先の利益さえも幻となりそうなのが現状です。

思惑とその結果が合致しないのが、今の政治の現状です。