2018年3月10日土曜日

国税庁長官にした内閣も内閣なら、就任した佐川も佐川

昨日、森友事件で死者がでた件
ついての呟きをアップしたその時、
佐川国税庁長官辞任の速報が
はいりました。
これは政府、財務省の考え方の甘さが
露呈したあらわれと思います。

森友事件がおこったことは
仕方ないとしても、
その対処がお粗末極まりないもの
でした。
そして問題はふたつあります。
ひとつは、佐川理財局長を
国税庁長官にしたことです。
もちろん、任命したからと言って
就任した佐川も佐川です。
もうひとつは、確定申告開始までに
刑事的な決着をつけなかったことです。
2月中に森友事件の容疑者を書類送検
するところまで、白黒つけていれば
逆に鎮静化していたはずです。
これらは、国税庁内部でも
同じ考えのようです。

麻生財務大臣や政府は確定申告で
大きな混乱はないと言いますが
末端の税務署職員は例年以上に
仕事がしづらくなっているようで
政府や財務省の陰口が公になるのも
時間の問題です。
この後の最悪のシナリオは
確定申告のトラブルの事件化で、
「大きな混乱はない」という
発言が虚偽となれば、国会も
確定申告も大炎上は必至です。

関連でもうひとつ気になるのは
朝日新聞の態度です。
森友事件の公文書書き換え記事で
財務省も否定はしない反面、
朝日新聞も書き換え前の文書を
入手しているのかどうか不透明です。
私の予想では入手していないと
見せかけて、財務省や政府が
虚偽の反論に転じたうえで、
文書を公表して転覆を図っている
気がします。
政府、財務省はここから先、
逃げずに真実を晒し、
早急に検察に書類送検させて
事件解決に努めるべきです。