2016年12月22日木曜日

駆けつけ警護はやり過ぎ

離れた場所にいる国連や民間NGOの職員、
他国軍の兵士らが武装集団などに襲われた場合に
助けに向かう任務を「駆けつけ警護」と言います。
先月南スーダンに派遣された部隊からこの任務が
新たに付け加えられたことがニュースになっています。

そもそも自衛隊は軍隊ではありません。
日本を防衛するための組織です。
海外で後方支援をしたり復興に一役買っているのは
世界のリーダーグループの一角として
戦わずに行動できるギリギリのラインだと思います。
震災などの災害で自衛隊が活躍できるのも
そういった行動のため訓練されているからであり
やむをえない場合戦闘に巻き込まれる可能性は
ありますが、そこまでは私は自衛隊のあるべき姿と
思っています。

しかし、駆けつけ警護はやり過ぎです。
現に派遣されている南スーダンで国連が某国に
駆けつけ警護を要請した際、拒否られたという経緯もあり
他国の軍隊もするかしないかということを
できますと言ってする必要があるのでしょうか?
派遣された国家の復興や援助のためならば
その国家の人々に感謝されますが
理由はどうであれ、その国家の人に銃を向けるのは
日本のやり方ではありません。

自衛隊が海外で銃を撃たないと、
日本の世界での立場が弱まるのであれば、
それはそれでいいのではいいのではないでしょうか?
日本は日本自身をもっと見つめる必用があると思います。