上半身裸になって自らの胸を連打する「大阪名物パチパチパンチ」や、
灰皿で頭を叩く「ポコポコヘッド」など体を張ったギャグで吉本新喜劇の
屋台骨を支えてきた俳優・島木譲二=本名・濱伸二=さんが
16日午前9時6分、脳溢血のため入院先の大阪市内の病院で亡くなった。
気のせいかこのニュースを読み上げるアナウンサーが
半笑いだっように見えました。
しかし、そうであったとしても、それは不謹慎なことではなく
芸人冥利に尽きるのではないでしょうか?
脳溢血で亡くなったのは「パチパチパンチ」のやり過ぎかも
しれませんが、それだけがんばって、認められて、
亡くなってもニュースになって惜しまれて、私の人生では
ありえない実に羨ましいことです。
吉本新喜劇の脇役の島木譲二さんが凄いと思ったのは
ハリウッド映画「ブラック・レイン」での演技でした。
高倉健、松田優作と名俳優が限界を超える演技を披露した
「ブラック・レイン」において、ほんの短い間の出演でしたが
「ジャパニーズ・マフィア」としての存在感がでており
以降の新喜劇では見方が変わってしまいました。
その影響か、最近またテレビで吉本新喜劇を見るように
なったのですが、話の進行や主役の演技よりも
今の私の注目は松浦真也氏のギターネタです。
とくに吉田裕氏とのタッグで繰り出すお笑いがお気に入りです。
名脇役、島木譲二さんのご冥福をお祈りします。