ここ数日衆議院選挙関連のニュースで
主役を務めているのは安倍総理ではなく
東京都の小池都知事です。
それにしてもマスコミは「首班指名」
について拘りすぎです。
○小池都知事は国政団体「希望の党」の
党首となったが自らは立候補しない。
○政権交代を目指すため、議席数の
過半数以上の立候補者を立てる。
この2点が矛盾しているから、小池氏の
言うことに納得できないと、やたらと
議論しているのです。
どうやら、リアルな政治は、政治評論家
や担当記者の考える世界とかけ離れて
いるようです。
単刀直入に言うと「無能」です。
私も昔はそういう考えでした。
1994年6月29日までは・・・。
その日、仕事で缶詰状態だった私が
帰宅してテレビをつけると、夜だと言うのに
国会中継をしていました。
海部元総理と社会党村山委員長が
総理の座を争う真っ最中で村山氏が
勝利しました。
報道を一切知らなかった私は自民党が
またも政権奪取に失敗したと思っていたら
テレビを見ているうちに、村山内閣が
自民党の連立と知り唖然としました。
自民党が社会党と組む姿が想像できなかった
からです。
この日のことを小池氏は取材で発言して
いました。
要は、私がこれまでに述べた通り、
希望の党は議席を伸ばし、自民党公明党は
過半数は維持するものの、自民党は議席を
減らすシナリオを小池氏も同じように
イメージしているようです。
私は安倍総理が責任をとって総理辞任の
意向をもっても自民党が辞めさせないで
あろうと述べましたが、小池都知事は
辞任のシナリオを持っているようです。
小池都知事の動向を理解できないメディアは
希望の党に対して悪いイメージを抱きはじめ
おそらく世論も都知事選挙ほどは
盛り上がりません。
それも計算に入れて、首班指名は選挙後に
決めると言っているのだと思います。
本当の小池劇場は衆議院選挙ではなく
選挙後に幕が開けます。