デジカメからスマホへ写真撮影のハードが
変わりゆく中、デジカメメーカーのニコン
は中国江蘇省の工場を閉鎖し、中国工場の
生産はタイ工場に移管すると発表しました。
安い人件費と広大な市場を背景とする
中国へ20世紀末頃から多くの企業が
進出しました。
しかし、中国では中国の有限公司と
合弁で運営しないといけない規制や
成長を続けるがための人件費高騰、
さらには尖閣諸島を国有地にしただけで
暴動が起きて日本企業が攻撃の
ターゲットになるなど、リスクが多く、
特に人件費の高騰でメリットがなくなって
きています。
今回のニコンのように、精密機器メーカーや
家電メーカーなど成長に陰りのある産業は、
早急に東南アジアへ生産拠点をシフト
すべきです。
中国では国家事業の方針で用意された
工業団地から突然の移転命令を受けて
自己負担で移転させられるケースもあり
北朝鮮をめぐる情勢次第で、新しい問題を
招くケースも充分ありえます。
政治情勢に左右される国で生産することが
企業の破滅に繋がるかもしれません。