いよいよ衆議院解散となり、
選挙がおこなわれます。
自民党は対抗野党の民進党が
ゴタゴタしている間に議席を
確保して、森友・加計学園の
問題を有耶無耶にしようという
狙いの中、解散の大義名分は
「憲法改正」ではなく
「消費税増税」がメインと
なりました。
来年早々の韓国での冬季五輪が
終了するまでは、アメリカが
北朝鮮を攻撃することはないと
確信している点も解散に踏み切った
要因と思いますが、実際に
自民党は確実に勝てるのでしょうか?
アベノミクスが機能しない中、
日銀が強引な金融政策で景気を
よくしようとしていますが、
焼石に水と言うのが現状です。
小麦粉や原油など海外からの
輸入が値上げしている影響や
日照不足からの野菜の値上げなどで
物価が上昇しているのは事実ですが
景気がよくて物価が上昇している
わけではありません。
そんな中、消費税をあげれば
ふたたびデフレへの道を歩む
危険があります。
しかし、いちばん怖いのは、
デフレよりも庶民の感情です。
「消費税増税なんてふざけるな!」
という怒りが自民党の予想を超えた
場合、選挙にどういう結果が
でるかです。
小池都知事が立ち上げた「希望の党」
は、確かに政党としての影響力は
ないかもしれませんが、比例で圧勝の
可能性があります。
民進党が頼りにならなくても、
維新の会や共産党が自民候補に勝つ
可能性もあります。
勝負ですから、結果がでるまでは
わかりません。
安倍総理は勝つために選挙をする
のでしょうが、この選挙で首相辞任と
いうこともあり得るのです。
選挙のあとは、いよいよ北朝鮮問題
がクライマックスにはいりそうな中、
ここでグダグダにならないことを
祈るばかりです。